項目
/1)買っちまっ「て」たんだヨSL-C760/2)9月号で見たものは/3)あきらめるな、進化せよ/4)猫の借り主/5)技術に甘やかされる原始人のに子 / 6)やはりヤツなのか!/7)皿を食らわば棚まで/8)というわけで、今回の動作環境/9)解凍ひとつで大騒ぎ/10)カーネルの設定は犬の名前 /11)超へっぽこデスクトップ/
あんまり絵ないけど、やっぱり分けたほうがいいよネ!恐竜百万年早えよ。(2)へリンク。
最初にお断りしておかなければならないのは、決して本モニター報告のためにこの7万強のデバイスを買っ(てもらっ)てしまったのではない、ということだ。 それを買ってしまった理由は実はJavaだった。だがなんたる偶然というわけでもなく最近発売されたんだから当然と言えば当然のことだがUNIX
USERで特集記事を組むという。じゃあきっとPCとの接続とかシステム管理とかいろいろ教えてもらえるんだわと、9月号が来るまであまり使わないでいた。
待ちに待ったUNIX USER9月号。さっそく「リナザウ特集」の部分を開いてみる。そこで見たものは・・・
Part 1 俺ケーブルを作ってシリアル接続する。
Part 2 クロスコンパイルでXFree86を入れる。
・・・・・
今日は、暑いな・・・と思った。
某週刊誌の投稿ページで「ハード系トホホ主婦」の異名をとったわたしである。Part1は危険すぎる。7万円のオモチャが一瞬にして、重さも大きさも石けん箱くらいだが石けんすら入れられないただの箱と化すであろう。
Part2は?
そういえばうちのダンナさまがThinkPadに一度入れたじゃないかXFree86。あまっさえその報告を本ウェブサイトに載せているのだ。読者の方はだいたいどれがのに子の作でどれがダンナのか見極めてくださっているようだが・・・自分のサイトのそのページを見る。
わからない。
通常のコンパイルでさえ見当もつかないわたしに、クロスコンパイルなどというワザをやれと言うのか(誰も言ってねえよ)・・・
他の記事にしようかな・・・と思った。
しかしおりしも話題はXFree86なのだ。おりしも、というのは最近、あるマンガをよく読むようになっていたことを指す。そのマンガは非力なハチロク・トレノでハイスペックなクルマとバトルする主人公の活躍を描いたものである。
そう、あれもハチロク、これもハチロク。
その主人公は不利な状況でも決してあきらめない。そして絶えず進化しつづけるのだ。
わたしもあきらめてはいけない。そして「バイナリ解凍馬鹿一代」から少しでも進化しなければ!
ということで、あえてこのわたしにとっては超難関な問題に取り組むことにしたのであった。
「借りてきた猫」という言葉がある。猫もそりゃ気まずいだろうが、借りた当人だってなにかとやりにくい。何度もセットアップはしてみたが結局あまり使わないできたLinuxとわたしの関係をよく表しているように思う。
だが記事で紹介あったクロスコンパイラはrpm形式なので、Linuxを使わなければならない。本モニタシリーズはSolaris環境での実行にこだわりたいのだが、今回だけは別だ。もっとも、Solaris環境用のクロスコンパイラを自分で作っちゃうというすごい人もいるようだが。
そんなわたしは自宅の自作マシン「のに子3号」にLinuxをインストールすることにした。HDDがモービルラック式で、OSごとにガチャガチャ入れ替えられるヤツだ。
何も考えずに入れたのが最新のRed Hat 9だった。
最新の赤帽はすごい。ダブルクリックだけで解凍もインストールも思いのままだ。けどランチャに「ターミナル」がなくなってるのは軟弱すぎやしねえかオイ!
記事の通りにやってみる。かなり自信ない。OSやgccのバージョンによって違うヨとも書いてあるし・・・案の定、いわゆるわけわかんない感じでコンパイルに失敗する。
「やはり、記事となるべく同じ環境でやらなければ」
ていうか最初からやれ(夫談)。記事では、Red Hatの7.2を使ったとある。なるほどgccのバージョンがRed Hat7.2では2.9いくつ、9では3.いくつなのか・・・
以下、信じられないような無知の数々を露呈することになります。憤慨のあまり御覧のディスプレイなどを叩き割るなどのことないようにお願い致します。
そこで、Red Hatの7.2を入れ直すことにした。ところがグラフィックボードが認識されない。
のに子3号は、のに子がCGなどを楽しむために、Matrox Parheliaを入れてあるのだ。
日本語の読み方すら定着していない(パーへリア?)、デジタル出力が2系統あるという、のに子には「超分不相応」グラボである。
最新の赤帽9に入っている最新のXFree86は、さすがに名前までは当ててくれなかったが、あまりにもさっくりと対応してくれたので、そんな普通でないグラボが入っていることを忘れていたのだ(せっかく買ってくれたのにゴメソマイハビー・・・)
さてどうするか、ガワを開けてもっと普通のグラボに取り替えるか、でもめんどくさ〜いそんなこと・・・と悩んでいるうちにハッと思いついた。
「PowerEdgeがあるじゃないか(あの曲を想像してください)!」
Windows98からSolaris9までありとあらゆるOSを入れられてきた、家族のようなあのマシン!棚から下ろして二階に運び、配線してインストールすると、オンボードのつつましいグラフィックチップは、やはり問題なく認識された。
ハードに弱い人間は、「枯れた標準機種」を一台、手元に置いておくことが必要だ。
土曜の夜のことである。エントリサーバのでかい筐体を置くためにくまのぬいぐるみが定位置から移動させられた。
そんなわたしの不屈の努力を認めてくれたのか、茶の間にテンポラリに置かれたでかい筐体に一度か二度足をぶつけたりしたのか、夫が「赤帽実験用にもっとちっちゃいの買っていいぞ、中古のDELLなら相性問題も少ないだろうし」と言ってくれた。さっそく翌日出かけて中古のDELL Optiplexを20000円なにがしで購入。このようにして我が家のハードウェアは際限なく増えていくのである。
***DELL Optiplex GX50***
CPU: Celeron 900MHz
RAM: SDRAM 256MHz
チップセット: Intel 810
グラフィックアクセラレータ: オンボード
OS: Red Hat Linux 7.2
とても小さくかわいらしい筐体だ。名前はptiple。隣に半分移っているポケギなどはどうぞお気になさいませぬよう。

さて、Red Hat 7.2上での作業だ。
ホームディレクトリ/home/nonikoに、zaurusというフォルダを作って、そこで作業することにした。これを$ZHOMEと呼ぶことにしよう。
ダウンロードしたコンポーネントを解凍もしくはインストールする。だが初心者にとってはこれが大騒ぎで、あっちゃこっちゃ調べる必要がある。わたしと同様、すぐには指が動かない方のために、ここに記しておく。
こういうコマンドでできた。
$gunzip -c X430src-1.tgz | tar xf -
全てが「xc」というフォルダの中におさまった。
こういうコマンドでできた。
$bunzip2 linux-c750-20030620-rom1_10.tar.bz2 | tar xf -
「linux」というフォルダの中におさまった。
カーネルソースのファイル群は、$ZHOME/linuxフォルダに入っていることになる。
この作業では、フォルダの細かい位置関係が若干記事とは異なるようだった。判断するのはそう難しくないと思う。この判断でいいならだが。
$ZHOME/linux/arch/arm/def-configs フォルダを開く。
そこにcorgiというファイルがあるので、こいつを
$ZHOME/linux フォルダにコピーして、名前を./config に変える。
非常にGUI的な書き方である。
$cd $ZHOME/linux
と移動して、
$make oldconfig
とやると、設定ファイルが立ち上がる。
ところが、「SL-C750に対応しますか」とはきいてこない。
「Shephered?」というのである。
デフォルトはNのようだが、とりあえず「y」とやる。
すると今度は「Husky?」ときいてくる。
これでわかってきた。いわゆるコードネームみたいのなのだ。だからファイル名corgiはあのずんどーがかわいらしい「コーギー」か。
調べてみると、やはりShepheredはSL-C750、HuskyはSL-C760、そしてCorgiはSL-C700のことだった。けどそういうのコードネームのままきいて来るなよヲタクくせえぞSHARPと思った。
そのあともうひとつふたつきかれたが、MacアドレスとかUSBとかのことで、今回の設定にはあまり問題なさそうだったので、それはデフォルトのままにした。