/目的:なぜ分解が必要か?/分解してみよう!/ 再セットアップのしたごしらえ / 再セットアップ/DOSで必要なファイル群とその取り出し方/そもそもDOSをどうするか/
/分解作業写真集/
Windows 2000 Professionalをセットアップしたあと、リカバリーディスクによるリカバリーができなくなったため。セットアップCD-ROMが立ち上がってくれない。根性が足りないのかもしれないけれど。
話を少し戻すと、SSは中古で手に入れたものである。購入時にわざわざ専用CD-ROMドライブまで購入したのに再セットアップができなくなってしまったわけである。もし次に売りに出すとしてもかなり買い叩かれるに違いない。ならどうするか? 遊び尽くすに限るでしょう。
対象としているのは、Windows 2000をうっかり入れてしまった人、Free UNIXをハードディスクに丸々セットアップしてしまった人など。またハードディスクを換装して新しくセットアップしたい人。
Windows 2000をもう一度セットアップするのは非常に簡単なんですが、より動作の軽いWindows 98をセットアップしたいという人も多いことと思います。そこで、通常許可されていない普通のWindows 98をセットアップします。Windows 95ではUSBを自由に使わせてくれないから薄型ノートPCでWindows 95に戻りたいという人も少ないのではないでしょうか。まあ基本的には作業は同じですので適宜読み替えてみたりしてください。VAIO PCG-505EX/64というのも使ってみたのだけれど、この手のコンピュータは汎用性より携帯性を優先しているためCD-ROMドライブが内蔵されていないとか、ポートリプリケータを使用しない限りシリアルポートすら使わせてくれないとか、不便ですよね。特に再セットアップのときに不便さを痛感します。
とにかく、話が混乱してしまいましたが、分解方法がWebで見つけられなかったのです。で、どのように分解したらいいのかまったくわからない人がいたら役に立つかも、という意味で分解方法を記述します。また何らかの形でリカバリーができなくなったけれどWindows 9Xを使う必要が生まれた人のために再セットアップについて記述します。
*当然ながら分解によるハードウェアの破損や、再セットアップによるデータの消失等にはこちらでは責任を負いかねます。東芝では再セットアップのサービスをやっておりますので、金銭的に余裕があり、数日間コンピュータがなくても問題にならない人はプロに任せるべきです。以上の点について同意いただけない場合は本Webページの内容のいかなる記載についても実行しないでください。
2000年5月23日
分解自体は非常に簡単で、パームレスト部分を固定しているねじを6本はずします。プラスねじですが溝が狭いので精密ドライバなどを使いねじ山をなめてしまわないように気をつけましょう。パームレストを取り外しますが、このときアキュポイントのボタン部分に接続されているリボンケーブルにあまり余裕がないので、勢い良くはずさないように気をつけます。左手にPCカードスロット、右手に銀色の箱にはいっているハードディスクが見えると思います。電源やハードディスクのアクセスランプの透明プラスチックが外れると思いますのでここではずしておき、ねじといっしょになくさないように保管します。そうしたらリボンケーブルをはずします。3箇所くらいはずすとハードディスクを取り出せる状態になります。ハードディスクの比較的丈夫であると思われる場所にマイナスドライバを当てたりしながらディスクを取り出します。
2000年5月23日
取り出したハードディスクは2.5"<->3.5"変換アダプタを使ってデスクトップPCに接続します。デスクトップPCを起動し、SSについていたハードディスクをフォーマットします。このとき、再セットアップするOSがWindows NT 4.0 WorkstationやWindows 95のときはFAT16で領域の確保とフォーマットを行います。そうしないとセットアップどころかまともにディスクとして認識してもらえないので注意しましょう。 フォーマットが完了したところで、セットアップCD-ROMの(リカバリーではない)のwin95, win98, i386などのフォルダを丸ごとハードディスクにコピーします。このときセットアップ終了後にすぐ必要となるデバイスドライバも一緒にコピーしておきます。またここでDOSのシステムファイルをコピーします。システムファイルについては後述してあるのでそちらを参照してください。 コピーが終了したら一度デスクトップPCの電源を切ります。デスクトップPCのプライマリとして接続されているハードディスクをはずし、SSから剥ぎ取ったハードディスクをプライマリマスターとしてセットします。再セットアップしたいOSがWindows NT/95の人はWindows 95の起動ディスクを、Windows 98の人はWindows 98の起動ディスクを使い、コンピュータを起動します。起動したらfdiskを使い、SSのハードディスクをアクティブにします。またシステムファイルをコピーします。システムファイルのコピーが終わったら一度電源を切ります。デスクトップPCは元の状態へ、またSSから剥ぎ取ったハードディスク(あるいは換装する予定のハードディスク)をSSに再び戻します。分解した手順の逆を行います。 まずハードディスクをソケットにつなぎこみます。リボンケーブルなどを取り付けます。リボンケーブルはスライドする部分を手前に引いた状態でケーブルを差込み、そのままスライド部分を押し込むと正しく固定されます。ランプ部分の透明のプラスチックをパームレストにセットし、パームレストを閉じます。裏側からねじを締めます。
2000年5月23日
SSの電源を入れ、DOSが起動することを確認します。DOSが起動しない場合、パーティションがアクティブになっているか、システムファイルがコピーされているかを確認します。無事にDOSが起動したらカレントディレクトリをwin9Xとかwinntに移動します。win9Xはsetup.exeあるいはoemsetup.exeでセットアップを開始できると思います。Windows NTのセットアップはi386ディレクトリ以下のファイルが別のパーティションにない場合はちょっと特殊なセットアップになります。
c:\lock.exe c:
としてから
c:\i386\winnt /B /X
としてセットアップを行います。とりあえず文字化けするかもしれませんが、まあ適当にやっているうちに日本語はちゃんと出てくるので心配しないように。
以上で大体終わりです。セットアップが開始された時点でほぼうまくいっていると思っていいでしょう。
2000年5月23日
起動に必要なDOSのファイル群を集めたDOS-booterディレクトリ。その内容を、スクリーンショットで示します。

これらのすべてが必要なわけではありませんので,不要なものは適当に省いてください。CD-ROM関連のファイルなどはほかへの転用を考えて入れてあります。
また、CONFIG.SYSファイルの内容を、コマンドプロンプトに書き出した状態のスクリーンショットで示します。(すなわち、DEVICE=HIMEM.SYS...からが内容)

4年前に書いたことを今補足しているのでさすがに断言はできませんが、このフロッピーを使用してDynabookのパーティションを作成した様な気がします。リストには、「起動ツール三人衆」の他にも必要なツールとしてFormatとかFdiskが上がっていますが、我が家のDynabookはWindows98版で、そのリカバリディスクが付属しており、これらはそのzipファイルか何かから取り出したものです。コマンドプロンプトに日本語がうまく表示されない場合もあるかも知れませんが、必要な動作には影響ないはずです。
2004年5月3日
自己責任(笑)にてよろしくお願いします。
上記の対処法は、Dynabook自身のセットアップディスクから必要なファイルを抜き出して作成した起動ディスクによるものです。
しかし、Windows 2000版の場合は、DOS互換の起動ディスクを作成することができません。
他のWin 9X系OSからこれらのファイルをコピーすることは、ライセンスに抵触するかも知れません。そうした事情までは調べかねますので、この方法についての詳細は各自調査・検討願います。
より安心してできる方法としては、互換DOSの利用があると思います。「評価用途」では無償で使用できるというものがあります。DR-DOSやOpen DOSがそれです。使ったことはありませんが,内部的に完全互換であると謳っているので問題ないはずです。
ftp://esca.atomki.hu/pub/pc/dos/opendos/
http://drdos.at.infoseek.co.jp/
2004年5月3日